≪今回の音≫ 京王電鉄6000系 府中-多磨霊園.mp3
京王電鉄6000系が2011年3月中旬に引退して数ヶ月が経過しました。以前は府中に潜伏していた自分にとって、初めて電車の絵を落書きしたのが京王6000系であり、初めて電車と言う連なって走るモノを意識したのも京王6000系でした。 何時の間にか府中を後にし、現在地に居住するようになった頃には程好く頭から電車への執着は消えていた訳で御座いましたが、偶然見た「アポロ13」と言う映画のワンシーンで音を意識し始め、「音を拾う」という趣味に走り出すまで京王6000系は過去の記憶となっておりました。
*写真2-3 つい数年前の写真。多摩動物公園開園50周年記念のヘッドマーク付き6772F。今では撤去されてしまった降車ホームがまだありました。
*写真4 優等待避中の6013F。
音を拾い出した頃は、まだまだ6000系は主力として走っており、消滅すると言う危機感はありませんでしたが9000系が入り、徐々に淘汰され始め、京王に出向く頃には2連5本と8連2本、4連1本にまで減少。その辺りから機会は少なかったけれど、車内で走行音を録り、競馬場線と動物園線に出向いて通過音を拾う日々が続きました。
末期にはATCが相模原線に導入され、6000系単独で入線出来なくなりましたが、ATC導入前の2009年10月に橋本-新宿間を録音、時期を同じくして新宿-京王八王子間を録音したことでしょうか。録音した当初は雑音等で気苦労が絶えませんでしたが、今となっては懐かしく、機器類の作動音と共にその時代の雰囲気を記録する重要さを6000系から教わったような気がします。ほんと・・最近の録音なのですけども。
写真も素人ならでは・・の、貧弱なカメラで撮影しました。今回掲載した写真は、音拾い等それほど意識していなかった頃に撮影したもので、カメラを持っている時は性能等度外視で、とにかく何かを捕らえておく事の重要性も、京王6000系に教えて貰いました。
音も写真も、質はともかくまずは記録として残す事が最重要と思っておりますが、余力があるのなら、ある範囲で出来るだけ良い品質で残す重要性も、通過音拾いで6000系に教わりました。
京王6000系には、幼かった頃から本当に随分教えて貰っていたような気がします。無機質な剛体が伝えてくる間接的な教訓を備え、今後も追いたい対象と共に奮起したい今日この頃でございます、ありがとう京王6000系。
本当にありがとうございました。
京王電鉄 6000系 -6715F- 府中-多磨霊園 | |
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら |
京王電鉄6000系 桜上水にて -再掲載- | |
再生できない場合、ダウンロードは🎵こちら |