
2015年8月27日、東村山駅改札内の元狭山そば跡に、店内レイアウトそのまま屋号変更と簡易的な改装で秩父そばが開店しました。


店内に入り、狭山そば時代に券売機があった場所に交通系ICカード非対応の券売機があり、秩父そばなのに武蔵野肉そば・うどんと言う武蔵野系のメニューがある違和感を覚えつつ"のらぼう菜そば"を注文する。
お昼過ぎであるにもかかわらず客足は多い。

のらぼう菜そば。
のらぼう菜と聞いて、普段口にする標準的な菜っ葉の呼び名を秩父では"のらぼう菜"と呼ぶのかと思いましたが、西武沿線では飯能で主に栽培される野菜であるようです。

天ぷらそば。
…秩父そばと聞いて、御花畑や武州日野付近で食べる事が出来る、塩気が主で糖分由来のコクが薄い蕎麦つゆを想像しましたが、意外にも食べ慣れた立ち食い蕎麦の味がしました。

蕎麦自体は冷凍で、狭山そばとは違い蕎麦殻?入りのそば麺。


食後に鯛焼きを食べてみましたが、内も外もふんわり柔らかな毎度食べている、飾り気無しの普段通りの鯛焼きで大変美味しゅう御座いました。一斗缶から、まるでプッチンプリンを迫り出す感覚でトレイに乗せられた、デカい餡の塊がステキです。
駅舎改良工事の為に撤退した狭山そばの跡地に、そのまま秩父そばを開店させる辺り、自社直系列関連で埋め固めたいと言う西武の思惑が感じられ、なかなか複雑なイメージを持ちました。

…帰宅時に隣の所沢で狭山そばでも食べて帰りましたが、腹が減った時に、どちらか特定の屋号で食べると言う拘りもアリですが、単純に一番近い店で美味しく頂いてしまうのが幸せなのではないでしょうか。
次回に出向く時には狭山そばと秩父そばの"肉そば"を食べ比べてみたいですね。