
2015年1月30日、関東地方全域に雪が降りました。
秩父地方では1月15日にも多少積雪しましたが、東京23区に翌日まで残る形での降雪は今年初めてになるのかもしれません。
前日の予報で降雪の確立が高そうなのを知り、始発に近い電車で秩父入り。西武池袋線内で見られた積雪度合いの境界線は元加治だったと思います。飯能を過ぎて横手、吾野に来ると既に雪国。横瀬に3両残して解体・搬出された3011Fにもうっすら雪化粧が施されておりました。

西武秩父から黒谷へ出向くとやはり雪景色。周りには人家も多少ありますが、殆ど人が通らないエリアなので雪の積もり方も秩父市街より如実です。


原谷通過時、ヲキが一両だけ留置されていたので302レがあるだろうと思い待ち構えましたが、秩父駅側線にデキが留置されているか確認する事を忘れたので、来るかどうか微妙でしたが、無事デキ108+個体番号不明のデキ一両と言う短編成が現れ無事撮影。そして黒谷大橋に移動。晴天で木々が青々と茂る夏期には鮮やかな景色が見られる有名撮影ポイントですが、雪雲と降雪で黒谷と言う世界はモノトーンの世界。走り去る列車の輪郭もハッキリしない今日の世界。
黒谷大橋至近の撮影地もご覧の通り。普段はあまり立ち入らないポイントも、雪景色となると違う顔を見せるので一枚撮影。

和銅黒谷駅に向かいながら、綿花のように積もった雪と7800系を撮ろうと構えると、ポイント保守を行う駅員さんの姿も入れる事が出来ました。こういった姿も普段では見れない光景。秩父鉄道の安全運行は、駅員さんの地道な仕事でもしっかり支えられています。

駅近くのコンビニで腹ごしらえを終え、下り列車を待つ間に鉱石列車が一本入って来ました。夏期には運が良ければ前面扉全開で走ってくるデキが走り、冬にはパンタ二つ上げて走るデキの姿。走るデキの姿で秩父鉄道沿線の季節を感じる事ができます。

黒谷から影森に向かうと、普段平日は7800系で運行されている影森-三峰口間に7502F(ジオパークラッピング車)が代走として往復していました。丁度横の側線には6003F(旧秩父色)が、ろうばいヘッドマークを付けて停車していましたが、ここは7502Fを優先して撮影。一時間半で一往復と平日のこの区間は閑散としていますが、雪と言うコンディションでこの区間を撮影する事は狙っても出来ない事でもあるので、羽生へ向かう列車まで約4回程のチャンスを撮影。

三峰口では桜沢みなのの立て看板を。設置され初めてからある程度時間が経過した筈ですが、看板の状態は綺麗なまま。駅で大切にされているのでしょうね、きっと。三峰口では鉄道公園へ周り、日没後に羽生へ上る7502Fを撮影して終了しました。

雪の日は出来るだけ濡れないよう、最低限の撮影で切り上げる方が多い中、この日一日できる限り沢山の撮影が出来たので満足です。
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