秩父鉄道1000系電車。 2013年10月12日を最後に運用を離脱した1001号編成から約5ヶ月、新秩父色の1010号編成から1ヶ月後の2014年3月23日に、最後に残った1003号編成が引退しました。
最後に残った1003号編成も、2014年2月の大雪で機器故障を起こし、少しの間運用に入っておりませんでしたが、秩父鉄道職員様の懸命な修理によって復活。一般利用者が乗車出来る営業運転最終日に、最後の熊谷-羽生間1往復が車両変更されてしまいましたが、無事に役目を終えました。
1003号編成は、細かな故障や不具合が多い編成であった気がします。秩父鉄道的な営業には差し障りはありませんが、三峰口側デハ1003号側のワンマン先幕が破れてコピー用紙で代用していた期間があったり。広瀬に到着した後表示された「おわり」幕も、1010号編成とフォント文字の大きさが違っていたりして、以前不都合で交換されたようです。
搭載されていたCPの音も、末期には金属の振動音が混ざり、音だけで個体判別出来たりもしました。
本当にいろいろ愛着感満載の編成でした。
一般営業翌日から3日間行われた、ツアー客用の臨時列車も23日には秩父駅で花束が渡され、皆に惜しまれながら無事に終了。秩父鉄道の一時代を築き終えました。
今はもう…秩父盆地を走る姿は拝めませんが、沢山の写真と音声を記録する事が出来ました。今後も沿線を歩く度、目新しい景色を背景に他形式を記録する度、現地を走り続けた1000系との出来事を思い出すのでしょう。
【関連する記事】
- 秩父鉄道 荒川橋梁を俯瞰する
- 秩父鉄道 2016年 春の片道四重単
- 秩父鉄道沿線 2015年1月30日の降雪
- 秩父鉄道 SL冬季特別運行★秩父路初詣号 2015
- 秩父鉄道・秩父駅での消防訓練を見学する
- 秩父鉄道沿線記録紀行
- 雨の日こそ積極的に秩父鉄道
- 秩父鉄道 Piyo Piyo Pareo express!Season 2014..
- 秩父鉄道7800系 全編成営業開始
- 秩父鉄道2014年2月の離別
- 秩父鉄道:2013年 秩父鉄道フリーハイキング・コンプリート
- 例年に無い大雪に揺れる
- 秩父鉄道1000系写真展 開催
- 2014年:秩父鉄道年始め
- 秩父鉄道:搬出されるデハ1101
- 秩父鉄道:1508レ該当編成の車両故障 -2-
- 秩父鉄道:1508レ該当編成の車両故障 -1-
- 秩父鉄道 2013年10月の離別
- 上長瀞に朽ち果てるキショい物体
- 鉱石列車休止期間の終わり