2013年10月12日を最後に運用を離脱した1001号編成から約4ヶ月後の2014年2月23日に、1010号編成が現役を退きました。
一時期は1001号編成よりも早く現役を退く予定であったものの、1000系の形式消滅直前まで延命し、その幸運さを表しましたが、2014年2月4日からの降雪の影響の蓄積から、予定されたイベントが全てキャンセルとなりました。
事前に固定ダイヤでの運行も満足に運行されたのは開始時の2月1-2日だけで、降雪以降、平日も運用に入らない日が続きました。
過去にない降雪に見舞われた関東圏秩父地方の終焉が見えた2月22-23日には、これまで走る事が出来なかった1010号編成が運用に入るのでは?と、沿線に沢山の撮影者が待機していたようです。
…しかし1010号編成は、熊谷のストップ線から4番側線に移動するだけで終始営業入りする事は叶いませんでしたが、イベントの為に作成されていたヘッドマークを取り付けられており、最終日にはパンタを上げてヘッドライト点灯と言う職員達の粋な計らいもありました。
そして今日2月24日、運転席に花束を添えられた1010号編成は広瀬へ向けて自力回送され、解体線に入ったようです。
2012年12月に1007号編成が引退してから10ヶ月もの間、同じ1000系の中で新秩父色を纏う1010号編成は "3番目の編成" 扱いであった気もします。国鉄色を纏った1001号編成や1003号編成が注目される事が多かった為ですが、個人的には光を浴びて光沢を放つ白い車体は、最後まで残って欲しかった秩父鉄道の象徴でした。
時が戻せるのなら2010年夏頃や、せめて1008号編成が現役だった2011年夏に戻りたい想いで一杯です。
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